みなさん、こんにちは、イジュールです。
特注ユニットバスのフルオーダーとは
どんなことができるのか?
フルオーダー、
それはユニットバスの命とも言える「床防水パン」を
自由な形・大きさで作れることなのです。
原型になる簡易木型を製作して
FRP(繊維強化プラスチック)で成型して製品が作られます。
それでは少し、工場の製作工程をご紹介しましょう。
工場は三重県四日市市にあります。
当社イジュールの株主でもあるビジネスパートナーであります。
上の写真は木型屋さんからあがってきた洗い場の簡易木型です。
簡易木型とは読んで字の如く「簡易な木型」で
ひとつの製品を造るためだけの強度を持たせた型で脱型時に壊れてしまいます。
(とても儚いですがご安心を。再利用され生まれ変わりますから。)
型はオスとメスで表現しますがこれはオス型です。
出来上がる製品はメスになります。(たい焼きとは逆です。)
ホテル客室向けなど多台数の場合は?
それはメスの木型から反転してオスの丈夫な樹脂型を製作して成型します。
丸い部分は排水トラップの取付箇所になります。
成型準備として
最初に木型へ樹脂を塗布し目止め(木目を潰す)を行い
離型ワックスを塗布して平滑に磨き上げていきます。
型の表面がそっくりそのまま製品へ転写されるので
とても大切な作業なのです。
ゲルコート塗装
いよいよ製品の成型です。
製品の仕上がり面となるゲルコートというクリーム色の塗料を
木型全体に厚く吹き付けていきます。
これから後に積層されるFRPが表面に露出しないように
しっかりと塗布します。
FRP積層
ゲルコートが硬化したら
次はFRP(繊維強化プラスチック)の積層です。
一番キツい作業で
臭い・汚い・強烈に暑い(夏)のいわゆる3Kですが
安全に配慮し作業します。
硬化剤を混ぜた樹脂を塗布しながら
ガラス繊維マットを貼り付けていきます。
小さな隙間に気泡が入らない様に注意してガラスマットをしっかり貼っていきます。
季節によって樹脂の硬化時間などを上手く調整しながらの
ベテランによる作業です。
芯材
芯材(補強木)を入れて強度を持たせます。
床面には合板を、側面には角材を貼り付けます。
写真の様に重しをかけて気泡が入らない様に作業していきます。
そして更にFRPを積層します。
仕上げ
底面にリブ(補強構造)を入れて、反りやたわみを防ぎます。
洗い場パンの成型が完了しました。
排水トラップ取付部の穴開け加工と
金属製のボルト脚を取り付けて、
次のタイル貼り・目地詰め行程へと進んでいきます。
「つくり込むユニットバスを得意としております。」
納まりやおフロのあれこれなど、
特注ユニットバスやバスルームについての情報発信をしてまいります。
今後ともイジュールを宜しくお願いいたします。
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